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第1回 京阪オーナーズイベント
金城貞美先生の『美しく暮らすための整理収納術』

ローズプレイスけいはんな公園都市(京都府相楽郡精華町精華台)
2014年5月27日午前の部/ 10:30~11:30 午後の部/ 14:00~15:00

京阪オーナーズクラブ「こころまち」では、京阪の家にお住まいの皆様が、より快適で、素敵な暮らしを送っていただけるように、暮らし方のヒントがちりばめられたミニイベントを随時実施してまいります。
その第1 回目を飾ったのが、5 月27 日(火)、「ローズプレイスけいはんな公園都市」で行われた『整理収納講座』。インテリアコーディネーターで整理収納アドバイザーの金城貞美先生をお招きし、午前と午後の2 回にわたり、現地案内所での「座学」とモデルハウスでの「実践編」を開催。当日参加いただけなかった方のために、講座の模様をレポートします。
セミナーの開始に先立って、主催者である京阪電鉄不動産からご挨拶。
「ローズプレイスけいはんな公園都市」の現地案内所が、この日はセミナー会場に早替わり。

時間、場所、お金、気持ち…
余裕が生まれる「整理収納」

今回のイベントに参加いただいたオーナー会員様は、入居されて数か月~1年未満という方々。「まだ引越の段ボールが残ったままなんですよ…(笑)」という方もいらっしゃいました。

まずは現地案内所にて、プロジェクターを使用しての座学からスタート。TV・雑誌への出演や法人向けセミナー講師をはじめ、年間60戸以上の個人邸での整理収納アドバイスを行っている金城先生。挨拶のあと、「みなさんお片付けはお好きですか? 苦手な方もいらっしゃるのでは?」とやわらかな口調で参加者に話しかけます。

整理収納の概念とは、整理=モノを分けること、収納=分けたモノを取り出しやすくする仕組みづくり。整理収納をすることで、時間、場所、お金、気持ちといった余裕が生まれます。「やり方さえわかれば、誰にでもできます。うちの下の子は小1ですが、3歳から整理の仕方を教えたので、もう完璧ですよ(笑)」と先生。その言葉に、参加者の雰囲気がぐっと和みます。

金城先生いわく、注意したいのは、やみくもに収納グッズの購入から始めないこと。誰がどんな風にその場所を使うか、目指すお部屋のゴールを具体的にイメージすることが大切です。たとえばキッチンなら、奥様だけが使うのか、夫婦共用かなどによって、整理収納の仕方は変わってくるというわけです。


座学では、金城先生が用意してくださったわかりやすい 図解入りのレジュメをもとに進行。
プロジェクターで写真画像をスクリーンに映し、収納術をわかりやすく説明。
大容量の収納スペースである押し入れは、空間を区切るなど工夫次第で整理収納の強い味方に。

覚えておきたい
整理収納4つの手順

「整理収納をするにあたり、守ってほしい順番があります」と先生。以下(1)~(4)の手順で行うことで「必要なモノの適正量と収納場所を管理できて、リバウンドしにくくなる」のだそうです。

(1)分ける
整理とは、必要なモノと不必要なモノに”区別する”こと。最初は、小さな引き出しの中を全部外に出してみて、使っているか使っていないかで分けていく。”いつか使うかも”などと迷わず、現在形かつ客観的に判断する。

(2)減らす
分けたモノのうち、使っていないのが減らすモノ。生活や子どもの成長とともに、買ったり、もらったり、モノはどんどん増えていく。大事なのは”使いきった”と思った時点で、手放すこと。棄てる=捨てるではない。

(3)分類する
さらに、アイテム、使う人・目的・場所・頻度など別に分類。ポイントは”適正量”。適正量とは、それぞれのライフスタイルにあわせたモノの量のこと。例えば、くつ下やハンカチをすべて外に出し、季節、色柄、長短・大小などで分類してみる。金城先生の場合、「常にくつ下5足、ハンカチ7枚が適正量」とのこと。厳選して大切にしっかり愛用し、痛んできたら、まとめて新調するという。

(4)収める
必要なモノを適正量に分類したら、次が収納。取り出しやすく、戻しやすいゴールデンゾーンは、腰高から目線の高さ。動線や使用頻度を考えて、定位置管理と安全な収納管理を行いたい。収納とは仕舞い込むことではなく、使いやすい状態にすること。どこに何が入っているか一目でわかるように、マスキングテープに油性ペンで品名を書き、ラベル貼りするのもおすすめ。


モデルハウスに入ると、無垢材の清々しい薫りに驚かれた様子の金城先生。まずはインテリアコーディネーターの視点で、カラーリングについて話してくださいました。
「フォトフレームを一箇所に集めるだけで、そこが視線の集まる” フォーカルポイント” になります」と、写真立てを移動して実演。
キッチンは収納の工夫が最も必要な場所。ファイルボックスもコンロ下に置いて、フライパンなどの鍋立てとして活用。
腰の高さは収納のゴールデンゾーン。引き出しの中も、取り出しやすくカトラリーの種類別に分類を。
手が届きにくい高い場所には、取っ手付ケースが便利。手前にテープを貼って、品名を書いておけばベター。

モデルハウスに移動して
「役立つ整理収納術」実践編

座学のあとは、参加者全員ですぐ近くのモデルハウスへ移動。すでに皆さん打ちとけた様子で、ひとつ、ふたつと、歩きながらおしゃべりの輪ができています。こうしたアットホームな雰囲気も、「こころまち」イベントの特長かもしれません。さあ、いよいよ実際のお部屋で収納用品を使っての「実践編」です。
モデルハウスではキッチンやクローゼットなどの収納空間をまわりながら、用意した生活用品や収納グッズを使って金城先生が具体的な収納方法をレクチャー。インテリアコーディネーターでもある金城先生ならではの、素敵な空間づくりのためのワンポイントアドバイスもありました。金城先生が教えてくださったことを、簡単にご紹介しましょう。

<リビング/インテリアコーディネート>
●ソファ&壁紙
フローリングや家具、カーテンなどのカラーコーディネートは、お部屋のセンスアップの早道。「このリビングはやさしいグリーンをアクセントカラーに、さわやかなコーディネートをされていますね」と金城先生。

●フォトフレーム
フォーカルポイント(視線が集まる見せ場)をつくることもコーディネートの定石。分散していたフォトフレームをひとつのチェストにまとめると、「目線が集中するでしょう?」。

<キッチン/整理収納>
●カウンター下収納
作業効率を第一に、シンク下にはザルや洗剤など水まわり用品を、コンロ下には鍋やフライパンなど火まわり用品を収納。「ファイルボックスをフライパン入れや鍋立てに使うのもいいですよ」と金城先生。

●食器棚
アイテム別、使用頻度ごとの分類や、腰~目線の”収納のゴールデンゾーン”を忘れずに。棚板は入れる食器によって高さを替える。
・取りにくい上段には、取っ手付ケースで収納すると片手でも取りやすい。中身が見えないならラベルを貼って。
・つい色んなお皿を重ねたくなるけれど、2種類までに。「コの字ラックを置くと取り出しやすくなりますよ」とアドバイス。
・グラスは手前の面に各種類が見えて選びやすいように。同じグラスをそれぞれ1~2列ずつ、手前から奥に置いていく。

<クローゼット/整理収納>
シワ、湿気防止や、選びやすさのためにも、空間に対して衣服8割程度までが理想。
・見やすく、かける量も増えるので、ハンガーの種類はできるだけ揃えたい。金城先生は「私は40センチ幅のスリムハンガーを使っています」。
・ポールにカラーチェーン×S字フックを2本ずつかけ、突っ張り棒を差し込むと、下部のデッドスペースも有効に使える。子どもが自分で服を整理収納するにもよい高さ。

<押入れ/整理収納>
「押し入れはお家で最も大容量の収納空間」。布団以外にも、手前、奥、左右と、整理収納の仕方次第で使い勝手がよくなる。枕棚には軽量のモノや季節の品を。下棚の手前は、おもちゃ箱入れに最適。キャスター付のカラーボックスを活用するとさらに便利。


ウォークインクローゼットでの収納のポイントを教えてくださる金城先生。参加者からもいっぱい質問が飛び交いました。
上:午前の部、参加者の皆様
下:午後の部、参加者の皆様

学んだことを持ち帰って、
よりステキな住まいに

モデルハウスの住まい空間や実際の収納用品を使っての解説は、参加された方々に大好評でした。
「整理が苦手な私でもできそう(笑)」
「キッチン収納に使えるアイテムが参考になりました」
「早速家に帰って、くつ下整理を始めたい!」
「整理収納は捨てるのが目的ではないと聞き、ちょっと安心しました」などの感想が次々と。
「今度わが家で個人レッスンをお願いしたいです」
との切実な(?)声もあがっていました。

最後に京阪電鉄不動産より、参加記念品として金城先生お見立てのガラスの器がプレゼントされてお開きに。「これは花器ですが、キーレストにしたり、キャンディやアイスクリームを入れたりと、一器多用できます。夏のインテリアを楽しんでください」

午後の部も同様の内容でスムーズに進行。今回のイベントは、ご近所同士の交流のきっかけにもなったようです。これからも京阪オーナーズクラブ「こころまち」では、会員の皆様がより心地よく暮らしていただくためのヒントが見つかる、さまざまなセミナーやイベントを開催していく予定です。どうぞご期待ください。

Teacher

金城貞美先生 – Sadami Kinjo -

株式会社ベイルインテリア 代表取締役
インテリアコーディネーター
整理収納アドバイザー認定講師
福祉住環境コーディネーター
照明コンサルタント

株式会社アクタス勤務後、インテリア事務所勤務などを経て、BAIL.INTERIOR(ベイルインテリア)を設立。法人・個人からのコンサルタント依頼や、各地でのセミナー講師として活躍中。テレビ、雑誌などのメディア出演も多数。