Other UP

整理収納アドバイザー・佐原美和さんの
引っ越しの「片づけ」アドバイス
~Part 1/引っ越し前日までの片づけ
「今の住まいとスッキリお別れ!」編~


Profile

佐原美和 - Miwa Sahara -

整理収納アドバイザー、日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。“凜と美しい収納”をコンセプトに、片づけたい人たちをサポートする『凜花』主宰。「使わないものは捨てる」という従来の整理法だけでは解決しない片づけに着眼し、“アドラー心理学”をベースに独自のメソッドを開発。全国各地で開催している片づけセミナーや講演では「心の整理をし、自分らしい部屋に整える」ことを提唱し、片づけが苦手な人からも好評。2015年10月「片づける勇気」(KKベストセラーズ)を発刊。大阪府在住。

http://www.saharamiwa.jp/


引っ越しをモノ整理のきっかけに

引っ越しをする際は、これまで暮らした住まいの荷物を新居に送らなければなりませんね。でも手当たり次第に段ボールに詰めていては、せっかくの新居も荷物でいっぱいになってしまいます。何かきっかけがないとなかなかモノの整理に取りかかれない人は、この段ボール詰めを荷物整理のいい機会にしましょう。

大切なのは、新居での生活のイメージ

まず、モノを整理する心構えとして、「新居ではどんな暮らしがしたいのか」を、ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。いつもはあまり話さないテーマなので、思いがけない意見が出るかもしれません。
スムーズな整理整頓には、こうしたいという目的意識が大切。理想の暮らしに近づけるよう、モノを整理していきましょう。これまで「いつか使うかも…」と取っておいたモノでも、新居での暮らしに合うかを考えると、自ずと答えは出るはずです。

家族全員に役割分担してスケジューリング

引っ越しまでの荷造りのスケジュールは、家族全員を巻き込んで! 引っ越しや荷物の整理は、家族で取り組むべきことです。「この日までにここは誰がする」といったことをみんなが見るカレンダーなどに書き込んで、自然に動いてもらいましょう。段ボールには、納戸や押し入れに入っているシーズンオフの荷物、大切に置いておきたい思い出のモノなど、普段使わない荷物から詰めていきます。

段ボールのメモ書きは詳しく

大量の段ボールを荷造りすると、「え~っと、あれはどこだっけ?」などと、どこに何が入っているか分からなくなることがよくあります。そのため、段ボールのメモは、できるだけ詳細に書くのがおすすめです。たとえば、「リビング/テレビボード/文房具・薬」「キッチン/吊戸棚/乾物・密閉容器」というふうに、場所と中身がわかるようにするとよいでしょう。引っ越し業者の方に、指定した収納家具近くに段ボールを並べてもらうと、荷ほどきする時にも楽ちんです。

荷物の仕分けは整った新生活への好機

処分に迷うモノは、「引っ越し先で考えよう」と先延ばしにしないこと。いま使っていないモノをいつか使う時が来る確率は、わずか数パーセントだといわれています。段ボールの数が多くなれば料金も高くなるし、ゴミ出しのルールが変わっていて困ることもあります。迷った時は、どんな暮らしがしたいのかを思い出し、それにふさわしいモノかどうかを確認し、判断するようにしてください。
新居での収納先を考えて段ボールに詰め込む作業は、モノの整理の基本。快適な新生活のために、しっかり仕訳しましょう。